長期投資

お金を増やす非常に有効な手段は、『時間を味方にする』ことです。

時間を味方にすると言ってもピンと来ないかもしれませんね。時間を味方にするということは、『時間という資源を上手に利用する』ことと言えるでしょう。

世の中みんな平等に時間は過ぎていきます。つまり時間という資源を消費しています。これを有効に利用するのか、それともただ指をくわえて見ている(消費する)のかということが、時間を味方にするかそうでないかの違いなのです。

投資行動における長期投資とは、まさにこの『時間を味方にする』ということなのです。


長期投資の大きなメリットは3つあります。

複利の効果が得られる
運用損益(利益と損失)の幅が縮まり、運用が安定してくる
コストを下げられる

それぞれのメリットを見てみましょう。

①複利の効果が得られる
複利というのは利子に利子が付くことを言います。投資信託の場合だと分配金を再度投資に回せば、その分配金にも利子(運用益)が付くようになり加速度的に資産が増えるのです。

実際に100万円を年利5%で10年間、複利で運用した場合と単利で運用した場合の違いをご覧下さい。

年利5%は良すぎるんじゃないのか?と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、株や債券を長期的に運用すると、統計的には4.5%~6.5%のリターンが得られるという結果が出ていますので5%としました。

10年で約13万円の差が出てしまいました。これが運用期間が20年だと約65万円もの差になるのです。さらに30年だと約182万円もの差になります。

もちろん、毎年確実に5%のリターンが得られる保証はありませんが、長期投資をすることで加速度的に資産を増やす可能性を秘めているのは間違いないでしょう。長期投資の最大のメリットと言っても良いかもしれませんね。


②運用損益(利益と損失)の幅が縮まり、運用が安定してくる
投資による損益(利益と損失)を予想するのはなかなか難しいものです。特に、運用期間が短ければ短いほど損益の差が激しくなりますので、半年後や1年後といった短期間の予想は相当困難といえます。

しかし、運用期間が長ければ長いほど損益が標準化され、その差が小さくなってくるのです。

下のグラフは運用期間と損益の差を示したものです。

このグラフでも分かるように、運用期間が長ければ長いほど利益と損失の差が小さくなっています。つまり、運用が安定してくると言えるのです。

短期間で大儲けか大損かの一か八かでは資産形成は難しいので、安定した資産形成を目指すためにも長期投資が必要なのです。


③コストを下げられる
どのような投資をするにしても、だいたい手数料が必要です。株なら買うときと売るときに手数料が必要ですし、証券会社によっては口座管理料も必要です。

投資信託では『投資信託にかかる手数料』でご説明したように、購入手数料、信託報酬、信託財産留保額といった手数料が必要になります。

この手数料がコストとして運用成績に影響してくるのですが、長期投資をすることで1年あたりのコストを下げることができるのです。

下の表をご覧下さい。

この表は投資信託のコストの一例を表したものです。

この表を見ると、保有期間が1年と10年では1年あたりのコストに約3%もの差が出ていることが分かります。

保有中ずっとかかる手数料の信託報酬は仕方ないとしても、購入手数料と信託財産留保額は買うときと売るときのみにかかる手数料ですので、保有期間が長ければ長いほど、1年あたりで計算し直すと安くなっていくのです。


このようにいろいろなメリットのある長期投資ですが、これだけではまだ不安定ですので、さらに『分散投資』を組み合わせるようにしましょう。長期投資と分散投資を組み合わせることで、より安定した資産運用が可能になるのです。

今日のポイント
長期投資のメリットは3つ

複利の効果が得られる
運用損益(利益と損失)の幅が縮まり、運用が安定してくる
コストを下げられる

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