50代

50代というのは、他の年代と比べると比較的お金に余裕がある年代といえます。

というのも、50代は他の年代と比べて給与が多く、尚かつ子供も独り立ちしているケースが多いからです。

入ってくるお金は人生で最大の時期なのに、出ていくお金は他の年代よりも少ない、つまりキャッシュフローが一番良い年代といえるのです。

下の表は、「平成24年分 民間給与実態統計調査(国税庁 長官官房 企画課)」の中から抜粋した、年代別の平均給与のグラフです。

赤枠が50代です。どの年代よりも平均給与が多いのが分かりますね。50代に比べて10~20代のなんと低いことか・・・。10~20代は一刻も早く投資を始めるべきです!

ちょっと話がそれましたが、50代は老後資金を準備する最後のチャンスと言えますので、それをふまえた投資信託の活用法を考えてみました。

まず、50代で一番問題となるのが投資期間の短さです。投資信託は長期投資をする事によって複利のパワーを最大限に引き出すのですが、50代ではなかなかそうもいきません。

複利の効果を活かせないのと、定年までに確実に老後資金を準備しなくてはいけないので、リスクを抑えたポートフォリオを組む必要があります。

「リスクを全く取らない方が良いんじゃないの?」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんね。もちろん、すでに十分な金融資産が準備できている方は、無理にリスクを取る必要は無いでしょう。




しかし、長い間、子供の教育費や住宅ローンを負担してきた方で、十分な金融資産を準備できている方は少ないと言わざるを得ません。




そして、投資期間が短いとはいえ、全くリスクを取らないと思ったほどお金は増えません。年間3%を目標に、多少のリスクを取るだけでも随分変わってきます。

例えば、50歳から定年まで10年運用できるとして、100万円を全くリスクを取らずに貯金だけで運用したとしたら、今の金利事情(0.02~0.12%程度)なら10年後に1~2万円しか増えません。ところが、年3%なら単純に30万円程度は増えることになります。

もちろん、投資ですのでうまくいかないかもしれませんが、統計的に見ると、株や債券を長期運用すると4.5%~6.5%のリターンが得られるという結果が出ていますので、年3%なら十分実現可能な数字だと考えられます。

ちなみに、老後資金はどれくらいあれば良いのかは、年代別投資信託の活用法の『定年後』で解説していますので、参考になさってください。


それでは具体的な運用方法を見ていきましょう。

この年代はまとまった資金は無いかもしれませんが、キャッシュフローが良好なので、投資にまわせる資金は多いといえます。

まずある程度は投資信託の積み立てを利用し、後は貯めておいて、投資信託の基準価額が下がったときに買い増しするのが良いのではないでしょうか。

次にポートフォリオですが、国内株式型海外株式型国内債券型海外債券型の4つに分散させます。

リスクを抑えるために、国内債券型を50%とし、円安対策として海外株式型を10%、海外債券型を20%を組み入れます。海外債券型の比率の方が高いのは、やはりリスクを抑えるためです。最後に国内株式型を20%としました。

まず安定した資産である国内債券を中心に、円安対策として海外資産を、成長が期待できる資産である国内株式をそれぞれ組み込みました。一番リスクの高い海外株式の比率は低く抑えています。

このポートフォリオは、国内債券型で確実に資金を貯めながら、国内株式型海外株式型海外債券型の3つで、リターンの低い国内債券型を補い、年率3%を目指すようにしています。

具体的なお勧め投資信託は以下の通りです。

資産区分 ファンド名 購入時
手数料
信託報酬 信託財産
留保額
分配 信託期間 設定日
国内株式 ニッセイ日経225インデックスファンド なし 0.30% なし 年1回 無期限 H16.1.28
海外株式 eMAXIS先進国株式インデックス なし 0.648% なし 年1回 無期限 H21.10.28
国内債券 個人向け国債(3年、5年、10年) - - - - - -
国内債券 日本債券インデックスe 2.16% 0.3996% なし 年1回 無期限 H22.4.6
海外債券 外国債券インデックスe 2.16% 0.54% なし 年1回 無期限 H22.4.6


海外株式型として、「eMAXIS先進国株式インデックス」だけを挙げました。リスクを抑えるためには、新興国への投資は控えるべきだと考えられるからです。

国内債券として、「個人向け国債」と「日本債券インデックスe」を挙げました。

個人向け国債は、毎月発行されていますので確実に資金を貯めることができますが、換金性がやや劣るため、「日本債券インデックスe」も併用しながら利用すると良いでしょう。

信託報酬だけを見ると上記の投資信託よりも安いものがありますが、運用実績が非常に短いため、今後どのようになっていくのか予想が難しいためお勧めには入れませんでした。

お勧めの投資信託を選んだ基準は、『良い投資信託の見分け方』をご覧下さい。

今日のポイント
50代は老後資金を準備する最後のチャンス

国内債券中心の運用だと利回りが落ちるので、 多少のリスクを取って利回り年3%を目指す!

【年代別投資信託の活用法】 メニュー

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