10~20代

10代から20代では、まだまだ老後の資金を用意するというイメージは湧かないと思います。

それよりも、目前に迫っている住宅資金と子供の教育資金で頭を悩ませている方が多いのではないでしょうか?

しかし、10代から20代は、お金を増やす非常に有効な手段である『時間を味方にする』こと、つまり長期投資が可能なので、老後資金を準備し始めるのに最適です。

住宅資金は住宅ローンを利用すれば済みますし、子供の教育費についても奨学金制度や教育ローンが利用できます。

教育費に関してはローンなどを使いたくない場合は、教育資金を確実に用意するために、元本割れリスクの極めて少ない公社債投資信託か、あるいは学資保険や貯金で用意しましょう。

20歳で投資を始めれば、仮に定年退職が60歳だとすると40年も運用することができ、長期投資の最大のメリットである『複利の効果』をタップリ得ることができます。

下の表は、10万円を年率5%で40年間運用した場合の表です。統計的に、株や債券を長期運用すると4.5%~6.5%のリターンが得られるという結果が出ていますので、年率5%としました。

赤枠の複利の部分を見てもらえば分かるとおり、なんと7倍にも資産が増えています。

もちろん投資信託で運用したとしても、このような結果にならないかもしれません。しかし、0.0何%という超低金利の定期預金では資産の増加は望めないでしょう。

10~20代は投資に使える期間が非常に長いのですが、長期ゆえにインフレリスクにも十分な注意が必要でしょう。

これらを考慮すると、10~20代の投資信託の活用法は、複利のパワーを活かしつつ、リスクを多めにした資産配分で、尚かつインフレリスクにも対応できる資産を組み込んだ活用が良いといえます。

そうすることで、十分な老後資金を準備することができると考えられます。

具体的には、この年代はまとまった資金が無いことが多いので、まず投資信託の積み立てを利用します。

次にポートフォリオですが、国内株式型海外株式型海外債券型の3つに分散させるか、国内株式型海外株式型国内債券型海外債券型の4つに分散させます。

国内債券型を組み入れるかどうかの違いですが、住宅ローンの頭金や子供の教育資金を国内債券型で準備するかどうかといった違いです。3つに分散した場合は、頭金や教育費は貯金などで準備することになります。

実際の配分は、3つに分散した場合、国内株式型40%、海外株式型40%、海外債券型20%くらいで、4つに分散した場合は、国内株式型30%、海外株式型30%、国内債券型20%、海外債券型20%くらいが良いのではないかと考えています。

まずインフレに強いと言われる株式を中心にし、将来的な円安も考慮して海外資産の比率を高めにしています。

海外資産を多めにした理由についてですが、今後日本の貿易赤字が増し、日本の評価が下がることによってさらに円安になると予想されるからです。

確実に準備しなくてはならない住宅ローンの頭金や子供の教育資金は、国内債券型を利用します。

このポートフォリオは、株式による資産の成長、円安による資産の増加、確実な資金の準備に対応できるようになっています。

3つに分散したポートフォリオは、かなりリスクを取っていますので余裕資金を全て投資信託にまわすことはせず、これに加えて貯金もしていきましょう。


具体的なお勧め投資信託は以下の通りです。

資産区分 ファンド名 購入時
手数料
信託報酬 信託財産
留保額
分配 信託期間 設定日
国内株式 ニッセイ日経225インデックスファンド なし 0.30% なし 年1回 無期限 H16.1.28
海外株式 eMAXIS先進国株式インデックス なし 0.648% なし 年1回 無期限 H21.10.28
海外株式 eMAXIS新興国株式インデックス なし 0.648% 0.3% 年1回 無期限 H21.10.28
国内債券 個人向け国債(3年、5年、10年) - - - - - -
国内債券 日本債券インデックスe 2.16% 0.3996% なし 年1回 無期限 H22.4.6
海外債券 外国債券インデックスe 2.16% 0.54% なし 年1回 無期限 H22.4.6


海外株式型として、「eMAXIS先進国株式インデックス」と「eMAXIS新興国株式インデックス」の2本を挙げました。

これは、先進国だけじゃなく、高い経済成長を遂げている新興国へも少し投資しておきたいためです。ただし、ポートフォリオに組み込むのは5%~10%程度で十分です。

国内債券として、「個人向け国債」と「日本債券インデックスe」を挙げました。

個人向け国債は、純粋に貯金代わりとして利用することを前提にし、日本債券インデックスeは、株式と逆の値動きをする資産としてリスクヘッジも兼ねて利用することを想定しています。

信託報酬だけを見ると上記の投資信託よりも安いものがありますが、運用実績が非常に短いため、今後どのようになっていくのか予想が難しいためお勧めには入れませんでした。

お勧めの投資信託を選んだ基準は、『良い投資信託の見分け方』をご覧下さい。

今日のポイント
10~20代は 老後資金を準備し始めるのに最適!

インフレに強い資産を組み入れておく

住宅ローンの頭金や教育費は、 確実な方法で準備!

【年代別投資信託の活用法】 メニュー

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