ランキング上位が良いとは限らない

最近では、投資信託にも様々なランキングが付けられるようになりました。

特に注目度が高いのが、「人気ランキング」と「運用成績ランキング」でしょう。

この2つのランキングを基に投資信託を選ぶ方もいるくらいですが、この選択方法は全くナンセンスといえます。

なぜナンセンスなのかはそれぞれのランキングの意味を知ればすぐに分かるはずです。

それではそれぞれのランキングの意味を見てみましょう。


人気ランキング
人気ランキングは、いわばどれだけ売れたか(資金が入ってきたか)を基準にランク付けされており、肝心の投資信託の運用成績は全く考慮されていません。

逆に「運用成績が良いから売れてるんじゃないの?」と思われた方もいらっしゃると思いますが、必ずしも運用成績が良いから売れているとは限らないのです。

多くの場合、運用成績が良いから売れたのではなく、販売会社や委託会社が必至になって売ったから売れたのです。

販売会社や委託会社が必至になって売りたい投資信託ってどんな投資信託でしょう?

・・・そうです。購入時手数料がたくさん取れて信託報酬もタップリもらえるという投資家にとってはあまり嬉しくない投資信託です。

販売会社や委託会社は慈善事業で投資信託をやっているわけではありません。手数料で儲けなければならないのです。

金融機関の窓口で熱心にお勧めしてくる営業マン(ウーマン)は、自社の利益や営業ノルマ達成のためにお勧めしてくると考えて間違い違いありません(私もそうでした・苦笑)。

そんな営業努力の結果で売れた投資信託が多数上位に並ぶ人気ランキングに、一体何の意味があるのでしょう?

ちなみに、下の表はとある証券会社での人気ランキングです。

上位10本のうち資産形成に向かない毎月分配型5本も入っていますし、信託報酬(表右の数字)が1.5%前後(赤枠)というかなり高いものも同じく5本入っています。

これを見るだけでも、いかに人気ランキングが資産形成に適した投資信託を選ぶ際の参考にならないかがお分かり頂けたのではないでしょうか?


運用成績ランキング
では運用成績ランキング上位の投資信託なら大丈夫かと言えば、こちらも必ずしもそうではありません。

1年ごとの年間騰落率を見ていけばよく分かると思いますが、ある年はランキング上位になるような成績を収めていても、翌年にはランキング外になってしまう投資信託がたくさんあるのです。

このように、良い運用成績を残し続けることは大変難しく、その年の運用成績が良かったのは、たまたま運が良かっただけなのか、それとも本当の実力なのかを判断するのはとても難しいことなのです。

常にランキング上位に位置する投資信託なら期待してもよいでしょうが、実際にはそのような投資信託はありません。

運用成績ランキングの上位にくるような派手な上昇を見せる投資信託が悪いわけではありませんが、一時の実績だけに目を奪われると大変なことになるかもしれませんよ。



いかがでしたか?

このように、ランキング上位の投資信託が必ずしも良い投資信託とはいえませんので、ランキングはあくまでも参考程度にとどめるようにしましょう。

今日のポイント
人気ランキングは 販売会社の営業努力のランキング であって、 良い投資信託のランキングではない!

運用成績ランキングにランクインしても、正直なところ 運なのか実力なのか分からない!

【良い投資信託の見分け方】 メニュー

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