毎月分配型はできるだけ避ける

一時期ほどの勢いは無いにせよ、いまだによく売れているのが『毎月分配型』と呼ばれる投資信託です。

毎月分配型はその名の通り、毎月毎月分配金が受け取れるタイプの投資信託で、年金を補うとか毎月お小遣いが得られるとかのセールストークで売れまくっています。

特に、定年退職して退職金が手に入ったものの、どう運用して良いか分からない方に人気があります。

人気があるというよりも、証券会社や銀行、郵便局などの巧みなセールストークに惑わされて買っているという感じがしますけどね(苦笑)


ハッキリ申し上げますと、毎月分配型の投資信託は、長期の資産形成には適さない投資信託なんです。

なぜなら、『長期投資』のなかでご説明しました『複利』の効果がほとんど活かされないからです。

複利というのは、利子が利子を生み、資産が加速度的に増えていくとご説明しました。


しかし、毎月分配型の投資信託は、毎月毎月利子部分に当たる分配金を引き出してしまい、利子が利子を生む状況を自ら消しているのです。

これは資産形成をする上であまりにももったいないことです。

どれくらいもったいないか例を見てみましょう。

100万円を、年利5%分の分配金が得られる投資信託(毎月決算)で運用した場合、毎月分配型と分配金が出ないか再投資されるタイプとの違いをエクセルでザックリ計算してみました。(注:端数処理などは省略していますので、厳密な計算結果とは異なります)

水色の枠が分配金を出さない複利の効果がある場合で、黄色の枠が毎月分配金を受け取った場合です。特に、分配無しの元本と毎月分配型の累計を見比べてください。

1年後(青枠)ですでに1,000円ほどの差が出ています。更に2年後(赤枠)だと約5,000円の差ですね~。

次は10年後です。

ん~、約15万円の差が出ていますよ。

次は20年後です。

約71万円もの差になってしまいました。

面白いので100年後も見ちゃいましょう(笑)

え~と、1億4千万円の差ですね・・・、おわり!


とまぁ、最後はほとんどジョークになってしまいましたが(笑)、いかがだったでしょう?複利のパワーってとんでもないですよね。

この複利のパワーを生かさない毎月分配型は資産形成には不向きですので、できるだけ避けた方が良いでしょう。


「できるだけ避けた方が良い」と述べたのは、ニーズに合致すれば毎月分配型を選択するのもアリだからです。

資産を取り崩していくことになったとしても、個人年金のように毎月決まった収入が欲しいとか、計画的に資産を使っていきたいなどといったニーズがそれにあたるでしょう。

毎月分配型を選択するのであれば、セールストークや流行に流されるのではなく、自分がどのように資産を取り扱っていきたいのか十分考えてから選択するようにしましょう。

今日のポイント
毎月分配型の投資信託は 複利の効果が得られないので長期の資産形成には不向き!

ただし、明確な目的があるのなら毎月分配型もアリ

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