どこの何に投資される?

投資信託は、投資信託のしくみで解説したように投資家から集めた資金をさまざまな資産に分散させて投資しています。

では具体的に、どこの何に投資されるのか見てみましょう。

①どこに投資されているの?
まず、『どこに?』というのは、投資信託の種類でも少し触れました『投資対象地域』のことです。

投資対象地域は、国内、海外、内外の3種類に分けることができます。

まず国内というのは、日本国内に投資するということで海外には投資しません。投資対象地域が国内の場合、日本の経済状況などが自分でも分かることや、為替の影響を受けないといったメリットがあります。

しかし、世界規模で見た場合、為替が円安に振れると海外資産と比べて相対的に円の資産が目減りすることになります。


例えば、1ドル100円だったのが1ドル200円の円安ドル高になったとしましょう。アメリカに旅行に行って、100ドルのお土産を買おうとしたとき、1ドル100円なら10,000円で買えたのに、1ドル200円だと20,000円出さないと買えないというようになるのです。


1ドル100円が1ドル200円の円安ドル高になると、当初ドル資産と比べて100万円分の価値があった投資信託も50万円分の価値に目減りしてしまうのです。もちろん、円高になれば相対的に円資産が増えることになります。

次に海外というのは、外国に投資するということで日本国内には投資しません。海外に投資する場合は国内に投資するのとは反対に、円安に振れると円資産が増えることになります。

しかし、為替の影響をかなり受けるのと、外国の経済状況などの情報があまり入ってこないといったデメリットがあります。

為替の影響を最小限にするために為替ヘッジをする投資信託もありますが、為替ヘッジの手数料分だけ信託報酬が高くなる傾向があります。

最後に内外というのは、国内と海外両方に投資するということです。国内海外双方のメリットデメリットを補完する意味では、バランスが取れていると言えるでしょう。


②何に投資されているの?
次に、『何に?』というのは、同じく投資信託の種類で触れました『投資対象資産』のことです。

投資対象資産は、株式、債券、不動産(厳密には上場不動産投資信託(REIT)、以下REIT)、その他資産、資産複合の5種類に分けることができます。

【株式】
株式というのはズバリ株のことで、配当や値上がり益を狙って投資します。値動きが大きいので、大儲けもするし大損もするハイリスク・ハイリターン資産です。

【債券】
債券というのは、国債や地方債、社債などのことで、利子収入を狙って投資します。値動きは緩やかで、大損はしませんが大儲けもしないというローリスク・ローリターン資産です。

【不動産(REIT)】
不動産(REIT)は、不動産価格の上昇や賃料を狙って投資します。株と債券の中間のようなミドルリスク・ミドルリターンの資産です。

【その他資産】
その他資産というのは、原油などの資源や小麦などの穀物の商品価格の上昇を狙って投資します。値動きが激しく、大儲けもするし大損もするハイリスク・ハイリターン資産です。天候や戦争などの世界情勢に左右されるため、値動きが非常に予測しにくいです。

【資産複合】
資産複合というのは、上記の資産を複数組み合わせて投資します。

上記のように、どこの何に投資されるのかが分かれば、その投資信託にどんなリスクがあるのかだいたい予測が付くようになります。

例えば、米国の株式に投資する投資信託の場合、まず海外に投資するので為替の影響を受けること、次に株式なので値動きが大きいこと、といったことが分かるようになるのです。

どこの何に投資されているのかは、投資信託のパンフレットや「目論見書(もくろみしょ)」に書かれていますので必ずチェックしておきましょう。

今日のポイント
投資信託は、国内・海外・内外いずれかの、株式・債券・不動産・その他資産に投資される。あるいは組合せ(資産複合)て投資される。

どこの何に投資されるかが分かれば、ある程度リスクが予測できる!

【投資信託とは】 メニュー

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